必読!少年サッカー

少年サッカー育成の悪い部分が、中島翔哉選手への批判に全て現れている。

ブラジルの優勝で幕を閉じたコパアメリカ。
日本は、東京オリンピック世代を中心に参加。
2分1敗でグループリーグ敗退の結果だった。

ただ、若手中心で参加したにも関わらず、
強豪のウルグアイに引き分けるなど、
将来に期待を抱かせるには十二分の内容。

18歳の久保建英選手や、22歳の三好康児選手の活躍が印象的だった。

おそらく、今後のフル代表には、コパアメリカ参加組から多くが招集されるだろう。

サッカーファンにとって、未来へ向けて楽しみができた大会だった。

でも、この大会で一つ感じたことがある。
それは、日本サッカー育成の問題点を象徴するような出来事に思えた。

日本の10番、中島翔哉選手への批判だ。

中島選手への批判の内容と少年サッカーの問題点。
これは間違いなくリンクする。

日本サッカー育成の最大の問題点だと思う。

中島翔哉選手

この大会。
日本の10番は、中島翔哉選手。

中島選手は、現在24歳の中堅。
ロシアW杯前に代表初招集。
ハリル解任などのゴタゴタでW杯には招集されなかったが、
当時、日本の救世主的な存在だった。
国際Aマッチ13試合に出場、
4ゴールをあげている。

長友いわく、ドリブルお化け

生粋のドリブラーでありながら、
シュートもパスも上手い!

ロシアW杯後は、代表の中心選手となり、
ファンからの称賛も凄かった。

試合中の笑顔が印象的で、
サッカーを楽しんでいることが画面越しにも伝わってくる。

乾貴士選手は、
俺よりサッカー小僧ですよ。
と言っていた。

コパアメリカでの中島選手への批判

しかし、今回のコパアメリカ。
中島選手には、批判の声が少なからず浴びせられた。

あんなに称賛されていたのに。
日本人お得意の掌返しというやつだ。

ある意味仕方ないとは思う。
今大会の中島選手は、1ゴールのみ。
期待が大きい分、ハードルも高くなるものだ。

中島選手が3試合で1ゴール。
しかも、チームはグループリーグ敗退。
これでは、批判の声は仕方ない。

気になったのは批判の内容。
少年サッカーあるあるの言葉が並んでいた。

 ・持ちすぎ。
 ・一人で勝負しすぎ。
 ・もっと周りを遣え!
 ・守備しろよ!

こんな批判が多かったのだ。

少年サッカーの指導の問題点

少年サッカーの練習や試合を見たことがある人は、共感いただけるはずだ。

 ・出せ!
 ・逆サイド空いてるだろ!
 ・持ちすぎるな!
 ・無理するな!
 ・取られたら取り返せ!

こんな言葉を浴びせる指導者が多い。
(しかも怒鳴り気味で。)

これに対して、
「プレーが終わってから声をかける。」
こんなことを正論ぽく言う人がいる。

今のはパスもあったよー。
逆サイドも空いてたけどなー。

こんな言葉をプレーの後にかけてあげる。
子どものプレーは否定しない。
でも、選択肢があったことを伝えてあげる。

プレー中に「出せ!逆サイド」
と怒鳴り散らす指導者に対して、
後から優しく選択肢を伝える指導者。

昔は前者ばかり。
そこらじゅうから怒号が響いていた。

最近は後者が増えてきた。
今は後者の指導が正しいという風潮。

でも、自分は思う。

これは両方間違いだ。

言葉で選択肢を与えてはならない。
言葉にした瞬間、
それは、どんなに優しい言葉でも絶対となる。

大人が言ったことは、子どもにとって大きい。
特に指導者の言葉は、
狭い世界しか知らない子どもにとっては絶対だ。

「パスもあったよー。」
は、子どもの中では「パスしろよ。」に変換されているだろう。

選択肢を言葉にしてはダメなのだ。

子どもに選択肢を与えるのは練習だ。
練習メニューを工夫して、
自ら選択肢に気づかすのだ。

サイドチェンジを覚えさせたいのなら、
ゴールを2つ置く練習をするだとか、
実体験させてあげればいいのだ。

結果、試合で子どもが選択したプレー。
その選択に口出しは無用。
他の選択肢を選んでほしいのなら、
次の練習を工夫する。

あくまで自分で気付くことが最重要だ。

明らかにパスした方がいい場面で
ドリブルを繰り返して取られる子。

こんな子に対して言葉をかけるとしたら、

「いいドリブルだったよ。」

これでいいのだ。



本人が一番分かっている

ドリブルばかりでロストを繰り返す子。
周りから見たら、
ただのチームプレーのできない子に見えるだろう。


チームメイトの保護者からしたら、
「あの子ばっかりドリブルして。」
「なんであの子はパスしないの?(うちの子に)」

こんなことを思うかもしれない。

指導者も悩んでいるかもしれない。
何とか気づかせたいと思っているかもしれない。

でも、間違いなく本人が一番分かっている

本人が一番反省している。
次はどうしようか考えている。

だから大丈夫だ。
信用すればいいのだ。

無謀なドリブルを仕掛ける子。
そんなチャレンジができるだけで才能だ。

そのメンタルを絶対に削ってはダメ。
せっかくの才能、大事にしないとダメなのだ。

中島選手への批判で思うこと

これは、コパアメリカの中島選手への批判も同じだ。

おそらく、本人が一番分かっているはずだ。
本人が一番満足していないはずだ。

でも、批判の内容は受け入れられないだろう。

 ・パスしろ
 ・一人で持ちすぎ

こんな批判は聞かないだろう。

中島選手がそんなことを反省するわけがない。
今のプレースタイルで日本代表まで上り詰め、
今夏にはポルトガルの名門ポルトへの移籍も決まった。

今さらプレースタイルがどうとかって話ではないのだ。

だから、中島選手への批判は、
もっと点を取れよ!

この1点であるべきだ。

 ・ドリブルするな
 ・守備をしろ

こんな批判は、才能ある少年を潰す
昭和の体育会系指導者と同じなのだ。

全員が走って、全員で守って、全員で攻める。
これは美しい。

でも絶対ではない。
勘違いしてはならない。

武器は人それぞれ。
中島選手は攻撃力でのし上がってきた選手。
ドリブルを武器に代表になった選手だ。

だから、ドリブルをやめろは違う。
ドリブルが通用しないのなら、もう代表にはいらないだけなのだ。

本人もそう思っているはずだ。

個性

サッカーは個性がプレーに現れるスポーツだ。
一人一人プレースタイルが違う。

基本的なことを教えながら、
本人が自ら気づく機会を作りながら、

でも、一番は個性を磨くことに力を注ぐ。

全員が誰も持ってない個性を持ってるんだから、
その個性を磨き続ければ、それは物凄い武器になる。

ドリブラーなのか、
パサーなのか、
ディフェンスなのか、
キャプテンシーなのか、
チームに笑いをもたらすことなのか、
ベンチを盛り上げることなのか、

サッカーを通して個性を磨くのだ。
武器を磨くのだ。

その結果、プロになる子もいるだろうし、
そうじゃない子もいる。

てか、ほとんどはプロになんてなれない。

でも、少年サッカーは、
人生にとって大切なことを学ぶことができる。

大切な自分の個性を発見することが出来るのだ。

プロを目指す子も、
そうじゃない子も、

個性を磨くことが大切なのだ。

そのために、子どものプレーの選択に大人が口を挟んではならない。

全てのサッカー少年が、
自分の個性を一番に磨くことを願っている。

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