サッカー少年に聞かせたい!プロの名言

谷間世代のファンタジスタ松井大輔の言葉。自分のことを理解することの大切さとは?伸び悩んでいるサッカー少年必見。

J2横浜FCに所属する松井大輔選手をご存知だろうか?

鹿児島実業高から京都パープルサンガを経て、フランスリーグへと移籍。
2004~2008年まで所属したル・マンでは、「ル・マンの太陽」呼ばれるなど、中心選手として大活躍した。

松井の魅力は、トリッキーなプレースタイル。

細かいフェイントを駆使するドリブル、
ヒールやアウトサイドでのトリッキーなパス、

今では少なくなったタイプだが、
これぞ「ファンタジスタ」といったプレースタイルは、
見ている全ての人を魅了した。

現在、松井は38歳。
ベテランになったファンタジスタが語ったこととは?

自分のことを理解すること。

松井の言葉は、サッカーはもちろん、生きるために大切なことを考えさせてくれた。

サッカー界の〇〇世代

サッカー界では特定の世代を〇〇世代と呼ぶことがよくある。

松井の言葉は、谷間の世代と呼ばれたことがキーとなっている。
そこで、松井の言葉を紹介する前に、まずはサッカー界の〇〇世代を振り返っていく。

黄金世代

〇〇世代と言えば、何と言っても「黄金世代」。

1979年生まれの世代で、
小野伸二、高原直秦、稲本潤一、小笠原満男、遠藤保仁、中田浩二など、
多くのスター選手が集中した世代だ。

1999年のワールドユースで準優勝するなど、
本当に夢がある世代だった。

この世代のユース代表の多くはフル代表にも選出され、
少し上の中田英寿や中村俊輔などと融合した代表は期待感が凄かった。

この世代がメインで挑んだ2006年ドイツW杯での惨敗は本当に残念だった。

新黄金世代

1990年度に生まれた世代で、
2006年のU17のアジア大会で12年ぶりに優勝し、黄金世代の再来かと言われたことからこう呼ばれるようになった世代。

しかし、その後は世代別の国際大会で、これといった結果を残すことができなかった。

柿谷曜一朗、山田直輝、斎藤学、山口蛍、大津祐樹など、
若い頃に期待されながらも伸び悩んだ選手が多いのも特徴だ。

現在も代表の第一線で活躍しているのは酒井宏樹くらいだ。

香川真司が2つ上、清武弘嗣が1つ上。

清武や少し下の宇佐美などと挑んだロンドンオリンピックでは、
4位という結果を残している。

プラチナ世代

1992年度生まれの世代で、
2005年のU13世界大会で圧倒的な強さで優勝。
一躍脚光を浴びるようになった世代だ。

黄金世代を超える可能性と期待から「プラチナ」と名付けられた。

宇佐美貴史、宮市亮、柴崎岳、武藤嘉紀、昌子源など、
今でも代表の主力も多い世代だ。

宇佐美はバイエルンミュンヘンに、
宮市はアーセナルに、
10代でヨーロッパのビッグクラブに移籍したことも印象深い。

調子乗り世代

1987年度生まれの世代で、調子乗り世代と呼ばれた世代。

国際大会でこれといった結果は残してないが、
選手のキャラが明るいことと、
趣向を凝らしたゴールパフォーマンスをすることからこう呼ばれた。

香川真司、内田篤人、槙野智章、柏木陽介、安田理大など、
槙野を筆頭に濃いキャラが揃った世代だ。

谷間世代

そして、松井たちの谷間の世代。
1981~1984年度に生まれの選手をまとめてこう呼んでいる。

華々しい「黄金世代」に比べて、海外でプレーする選手も少なく、
結果も残せなかったため、こう呼ばれた。

松井大輔、駒野友一、大久保嘉人、阿部勇樹、佐藤寿人、長谷部誠など。
※長谷部はユース時代は有名ではなかった。

谷間の世代と呼ばれ、期待されなかった世代であったが、
この世代が多く選出された2010南アフリカW杯ではベスト16進出を成し遂げる。

谷底世代

辛辣なネーミングだが、1986~1988年度に生まれの選手がこう呼ばれている。

2008年の北京オリンピックでまさかの全敗。
勝ち点0の敗退に終わり、谷間世代よりさらに悪いとう意味でこう呼ばれた。

しかし、この世代も2010南アフリカW杯の躍進の原動力となり、
選手個人としてもヨーロッパで活躍する選手が多く生まれた世代となった。

先に紹介した「調子乗り世代」もこの世代だ。

そういった意味で「下剋上世代」と呼ばれたりもしている。

香川真司、本田圭佑、岡崎慎司、長友佑都、内田篤人、吉田麻也など、
錚々(ソウソウ)たるメンバーだ。

谷間世代としての松井大輔

松井はこう語っている。

稲本くんや(小野)伸二くんはU17世界選手権にも出ていたし。
ただ彼らを追いかけるだけというか、すごいなっていうイメージでしか見ていませんでした。

僕は中3のときに、稲本くんとかと関西選抜で一緒にやっているんですが、
そのときは衝撃を受けましたね。
2個しか違わないのに全く違った。

NumberWebより

(22歳でフル代表に呼ばれ出して)
上の人たちを追い抜くほどのレベルに僕はまだ達してなかった。

代表でポジションをとるためには、海外に行かなければいけない。
そこで活躍しないと勝負にならないんだって。

NumberWebより

このように松井は「黄金世代」の壁にぶつかり続けた。
上の世代が強かったこともあり、なかなか代表のポジションを取ることができなかったのだ。

南アフリカワールドカップ

そんな中、松井は南アフリカワールドカップに挑む日本代表に選出される。

この大会のレギュラー11人のうち、5人が「谷間世代」と呼ばれた選手だったのだ。

そして、大会前の低評価を覆しベスト16に進出。
黄金世代と比較され、ずっと低評価を受けていた世代が称賛されるときが来たのだ。

この大会を振り返って、松井はこう語っている。

高い評価をされることもなく、弱い弱いって言われていたからこそ、
自分たちも反骨心じゃないですけど、見返してやろうと頑張れた。

闘莉王も行っていましたけど、
「オレらは下手くそなんだから、下手くそなりにやろう。」と。

そんな風にみんなが一致団結して、
まあ、当時はそれしか策が無かったのかもしれないけど、

そのなかで最大限のものが出せたんだと思います。

NumberWebより

僕たちの世代は、すごく強い個性はなかったかもしれないけど、
それを補うだけのチームワークがあり、

チームのピースとしてそれぞれのポジションでしっかり仕事をこなせるヤツらがいっぱいいた。

自分たちのことを分かっている世代、だったのかなと思います。

NumberWebより

自分のことを理解するということ

このように松井は、スーパーだった上の世代に挑み続けることで
自分の実力を知り、自分を活かすすべを知った。

「自分の実力を理解する。」

こう言うと、少し夢がないように聞こえるけど、
決してそうじゃない。

「自分のやるべきことを理解する」のだ。

自分の実力を理解することで、やるべきことがハッキリする。

足りないところに気づけば練習する。
どうしても技術がないのなら、より走れるスタミナをつける。

そんな風に夢が、目標が生まれるのだ。

これはサッカーだけに限らず、人生全般にとって大切なことかもしれない。

ときには、自分の限界を突破してバカになることも大切だ。
でも、自分の今をしっかり理解して冷静になることも必要だ。

松井の言葉はそんなことを考えさせてくれた。

というか、チームでの自分の役割が分かっている選手、
指導者目線では、本当にありがたいんだ。

南アフリカW杯の決勝トーナメント1回戦。

パラグアイにPKでやぶれたとき、
PKを外した駒野と、松井、阿部の3人が肩を組んで涙を流していた光景が目に焼き付いている。

谷間の世代と呼ばれた選手たちは、日本サッカー界に間違いなく足跡を残した。

伸び悩んでいるサッカー少年もいるだろう。
でも、どこでどう伸びるかなんて分からない。

いつチャンスが巡ってくるかなんて分からない。

チャンスを手にするために、
「自分を理解する」ことも必要かもしれない。

I LOVE SOCCER⚽

ソースはこちら↓

https://number.bunshun.jp/articles/-/840553

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